昔からよく言いますよね?
「海外に行きさえすれば、英語は話せるようになる。」と。。。
実際はどうなのでしょうか?
実は私自身、単身で渡航したのは1週間ほどしかないので、よく分かりません。
留学してみたいと思うのですが、経済的にも時間的にもそのような時間は取れませんでしたし、これからも取れないでしょう。
学生時代に交換留学制度などを利用して半年から1年ほど留学するようなチャンスに恵まれる方もいるそうですが、私自身の身の回りを見てみると学生留学で語学力が向上した方というのを見たことがありません。
もともと、学校などで英語をきちんと勉強した方などが留学すると語学が堪能になるのは事実のようですが、なんの予備知識もなく、ただ留学しただけで語学ができるわけではないようです。
実際に「留学ビジネス」と呼ばれる商売があるくらいですので、そういった業者に留学を進められても用心したほうがいいと思います。
学生留学の場合はいいのですが、卒業後や退職してからの留学は職歴の空白期間とみなされる場合が多いです。
特に「単なる語学留学」となると企業としては「遊び程度」にしかとらえてもらえない場合がほとんどです。
MBAなどの学位取得目的の留学ならば、キャリアを十分に考慮すれば、ぜんぜんオッケーなのですが、ワーキングホリデーなども日本社会からは敬遠されがちなキャリアになってしまいます。
ただ、語学が堪能になればいい、そのあとの人生は何とかする自身があるのならば、好きにすればいいのですが、人生長いのですから、計画性を伴わない行動は後悔につながるかもしれません。
英会話スクールや留学斡旋会社がしきりに留学を進めてくるのは「それが彼らの商売」だからです。
彼らはその後の人生まで考えていません。
1年程度留学するくらいならば、独学で1日3時間NPRでも聞いていたほうが、ずいぶんマシだと思います。
地道な努力こそ、実を結ぶものだと思います。
以前にも書きましたが、語学は「生涯学習」です。
短期留学などでは身になるものはないでしょう。
実際に実務で語学を使われる方は、日常のかなりの時間を勉強に割いています。
留学などしなくとも実務で語学を使っている人はいるのです。
今は語学教材も充実していますし、インターネットを使って簡単に外国人と知り合いになることができますし、外国の情報も簡単に手に入ります。
語学留学を考える前に、まずは情報収集をして、自分の価値観で客観的に損得を勘定したほうがいいと私は思います。
また、語学留学して、日常会話を身に着けたとしても、ビジネスシーンでそれが活かせるかどうかは関係ありません。
その程度の日常英会話ならば、日本で独学でも身に付けることができます。
独学の場合、モチベーションを長期的に維持する必要があるのが大変ですけどね。。。
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