私が以前、火力発電所の輸出をしているメーカーに勤めているときに英語を話す方が数人いたのですが、習得方法を大まかに分類すると2通りいます。
①ライティングから英語を覚えた人。
②リスニング、スピーキングから英語を覚えた人。
ちなみに①の人は私の上司でしたが、英語は話せることは話せるし、外国勤務経験もある方なのですが、あまり、流暢には話せてませんでした。
②の方は当時、主任さんだった方で、とても流暢に英語を話せていましたし、①の方よりもTOEICのスコアも相当高かったです。
①の方は英語を文章から覚えたことになります。②の方は音から英語を覚えたことになります。
①の方も②の方も仕事上はとても優秀な方なのですが、どちらが理想的だと思いますか?
私は②の方だと思います。
私自身、大学院時代に英語の論文を執筆する際に、文章でも音の区切りや流れを意識して論文を書かないと読みにくい英語になってしまうと恩師から指導されました。
よーく考えてみると、日本語でもそうですよね?
「~~~である。」と書いてある専門書より、「~~~です。」と普段使う言葉に近い日本語で書かれている本のほうが読みやすいと思う方が多いのではないでしょうか?
日本語の話はさておき、英語のリーディングを行う際にも、文章と文章の区切りを意識する必要がありますよね?
カンマなどで分かりやすく書いてある文章などならいいのですが、リズムで文章の区切りを意識しないと正しく意味が取れない英文があることもあります。
こういった場合、音を意識した英語を覚えておかないと、文意が正しく読み取れませんよね?
というわけで、私は音から学習がベストだと思っています。
読む場合でも、音やリズムが分かると、分からないよりも、ずっと早く読めます。
多読の前に、多聴をしたほうがいいのかな?と私は個人的に思っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿